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2010年08月17日

わたしとあそんで

わたしとあそんで「わたしとあそんで」 マリー・ホール・エッツ ぶん/え よだ・じゅんいち やく  福音館 気持ちの良い朝に女の子が一人で原っぱに遊びに行きます。「あそびましょ」と、女の子が声をかけた相手は、朝ご飯を夢中で食べているばったさん。気持ちよさそうにひなたぼっこしているかめさん。かえる、かけす、うさぎと、次々に「あそびましょ」と誘うのですが、だれも相手にしてくれません。へびも大急ぎで穴の中へ入ってしまいました。つまらなくなった女の子が池のそばに腰をかけて音を立てずにじっとしていると・...
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2010年08月03日

世界のあいさつ

世界のあいさつ「世界のあいさつ」 長 新太 さく  野村雅一 監修  福音館「おはよう」、「ありがとう」、「いただきます」、普段、当たり前のように言っているあいさつ言葉。おじぎをしながらていねいに言っているのは、もしかしたら日本人だけ?外国ではどんなあいさつをしているのでしょう。そんな疑問にぴったりの本です。世界のあいさつをイラスト入りで紹介しています。中国の漢族の人たちは両手でにぎりこぶしをつくり、胸にあてる(強そうでかっこいい)。モンゴル族は抱き合って相手のにおいをかぐ(汗臭かったらど...
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2010年07月31日

かばくん

かばくん  「かばくん」  岸田衿子 文  中谷千代子 絵  福音館書店 いよいよ夏休み。動物園に出かける方もあるかもしれませんね。今回紹介するのは、動物園に暮らす”かば”を描いた絵本です。 赤い表紙が目を引く1冊。浜松市立図書館で乳幼児おすすめリストに入っていてどこの図書館にも置かれているのでご存知の方も多いかもしれません。 表紙ばかりでなく中のページも全て、中谷氏の絵が見開きの大画面に彩られています。 「どうぶつえんにあさがきた」ところから「どうぶつえんによるがきた」ところまでお...
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2010年06月29日

はちうえはぼくにまかせて

はちうえはぼくにまかせて「はちうえはぼくにまかせて」 ジーン・ジオン さく マーガレット・ブロイ・グレアム え もり ひさし やく ペンギン社なんでも好きなことをしてもいいと言われたら、なにがしたいですか?あれもこれもと、迷ってしまいますね。この本はお父さんに、「なつやすみはどこへもいけないからなんでもすきなことしていい」と言われた男の子、トミーのおはなしです。トミーはバカンスに出かけるご近所の鉢植えを預かり、お世話をすることを考えつきます。もちろんお礼はいただきます。買い物から帰ってきたお母さんは...
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2010年03月24日

ちいさいおうち

ちいさなおうち 「ちいさいおうち」 バージニア・リー・バートン/作 いしいももこ/訳 (岩波書店)むかしむかし、ずっといなかの静かなところにちいさいおうちがありました。ちいさいおうちは丘の上にたち、季節がめぐる様子や、その美しい景色をじっとながめていました。ところがある日、ちいさいおうちの前に広い道路ができました。自動車が行き交い、多くの人々が住むようになり、やがて高いビルがちいさいおうちをすっかり取り囲んでしまいます。時が流れ、すっかりみすぼらしくなったおうちを振りかえって見てくれ...
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2009年11月09日

ぼくのぱんわたしのぱん

ぼくのぱんわたしのぱん 「ぼくのぱんわたしのぱん」 神沢利子 ぶん 林明子 え 福音館書店パン屋さんに並んだおいしそうなパン。ぼくたちも作ってみよう!でもパンってなにからできるの?パンの生地ってどうやって作るの?この絵本では、子ども3人がパン作りに挑戦する様子が描かれています。でも難しい本ではありません。分かりやすくてリズムのある文章と、楽しくて可愛らしいイラストで、パンの材料から料理手順まで簡単におもしろく説明しています。パンの生地をこねているのが楽しそう、形を作る...
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2009年11月02日

かみひこうき

かみひこうき  「かみひこうき」   小林 実 ぶん   林 明子 え   福音館書店(かがくのとも傑作集) 秋の足音が聞こえてきましたね。まだまだ外で遊びたい時期には、こんな絵本と一緒に紙飛行機で楽しく遊んでみませんか? ページをめくると、いろんな形の紙飛行機が並んでいます。次に、それぞれの飛行機の飛び方が言葉少なに、大きな絵と共に書かれています。今度は、折り方。よくある折り紙の本とは違いこの本では、既に作られた紙飛行機を順に広げて行き、折り方を考えさせます。この絵が写実的で、本当にわ...
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2009年10月22日

アンガスとあひる

アンガスとあひる  「アンガスとあひる」   マージョリー・フラック 作・画   瀬田 貞二 訳                       犬を飼ったことのある人なら、この絵本がきっと好きになります。飼ったことない人でも、“たぶん実際犬はこう考えている”といったことを知ることができるので、犬好きになるかもしれません!絵もお話もリアルに描かれているので、誇張するよりも犬の可愛さがとてもよく伝わってくる作品です。また犬を飼いたいと思わせてくれました。主人公は毛むくじゃらのスコッチテリア「アンガ...
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2009年09月07日

ふるやのもり

ふるやのもりふるやのもり瀬田貞二 再話田島征三 画福音館書店昔のお話、ある村のはずれにじいさんとばあさんが住んでいた。二人は、りっぱな子馬を育てていた。雨が降るある晩に、その子馬を盗もうと馬どろぼうと子馬を食べようとしたおおかみがうまやに こっそり ひっそり かくれていた。そうとは知らないじいさんとばあさんは、「一番こわいものはなんじゃ。」と話していた。じいさんとばあさんのこの世で一番こわいのは、馬どろぼうか、おおかみか。それとも、もっとこわいものがあるのか・・・・・・。小学校の図書館補...
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2009年07月18日

どろだんご

どろだんご「どろだんご」 作 たなか よしゆき絵 のさか ゆうさく誰でも幼いころに何回も経験したことがあるどろんこ遊び。始めは尻込みしていた子どもでも一度やりだすと、その魅力に引き込まれ、楽しむ姿が見られます。この本は、そんなどろんこ遊びの楽しさを存分に伝えてくれる絵本です。土を掘った穴に水を入れ、どろんこを作るところから絵本は始まります。“べちゃべちゃ”“にゅるにゅる”した感触を楽しみながら、形を自在に変えるどろんこをいろいろな物に見立てるどろ遊びの場面は、自分が遊んだ時の記憶や感覚...
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2009年05月02日

きつねのおきゃくさま

iconicon「きつねのおきゃくさま」 作:あまん きみこ 画:二俣 英五郎
(有名な絵本なのかもしれませんが)かなり驚かされました!僕は小さな頃から絵を描くことが好きで、今でも落書きのような絵を、部屋で一人描くことがあります。ちょっと得意だ!という気持ちもあるので、どうしても少しリアルに描いてみたくなって、描くもの描くものどこかホラー漫画のようになってしまいます。そんなホラータッチにもかかわらず、いつか絵本をつくることが僕の夢です。(現在子どもが怖がらない可愛い絵を練習中。)ある日久しぶりにドライブに行きました。目当ては雑誌に載っていたランチスポットで、絵本カフェと呼ばれる素敵な場所でした。フリーペーパー...
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2009年03月05日

たんぽぽ

たんぽぽ  「たんぽぽ」     平山和子文・絵    福音館書店誰でもたんぽぽの花は見たことがありますよね。どんなところで見ましたか。道路の隅やコンクリートの間から咲いていることもあります。たんぽぽの花は黄色ばかりではなく、白色もあります。冬の間、冷たい風から身を守るために低くしていた葉も、暖かくなると新しい葉を出して起き上がります。春の晴れた日に蕾が開き始めて花が咲き、夕方の日が陰るころに閉じてしまいます。雨の日も蕾を守るように閉じたままになっています。この花は、小さな花が集まっ...
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2009年02月07日

あな

あな 「あな」       谷川俊太郎 作    福音館ひろしは、あなをほりはじめた。お母さんが来ても、妹が来ても友だちが来ても、お父さんが来てもあなをほり続けた。ほったあなの中でひろしは思った。「これはぼくのあなだ。」シンプルだけど何度も読んでしまう絵本です。娘のお気に入りの一冊。娘の通っていた幼稚園は、園児数が少なかったため、年齢差なくみんながお友達という環境でした。子どもたちのお気に入りの遊びは園庭での穴ほり。あっちでもこっちでもスコップを持って、せっせと穴作り。そこにバケ...
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2009年01月11日

ふしぎなたいこ

ふしぎなたいこicon「ふしぎなたいこ」石井桃子 文清水 崑(こん) 絵岩波書店 
三つの日本の昔話が、石井桃子さんの易しく、また優しい文章でつづられた本です。表題名にもなっている「ふしぎなたいこ」は、叩くと、鼻が高くなったり低くなったりする不思議な太鼓を持っていたげんごろうさんのお話です。本当は人を喜ばせるためだけにしか使ってはいけない太鼓なのですが、ある日げんごろうさんは、「人間の鼻がどのくらい伸びるものか?」という、自分の好奇心のために太鼓を使ってしまいます。鼻が伸び続ける様子がページにまたがって描かれるので読んでいるほうもはらはらしてしまいます。伸び...
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2009年01月05日

ふくろうくん

ふくろうくん 「ふくろうくん」  アーノルド・ローベル/作   三木卓/訳  文化出版局外は雪だらけの冬。ふくろうくんは自分の家の暖炉のそばでバタつきパンとお豆の入った熱いスープを食べていました。玄関で大きな音がするのでドアを開けましたが誰もいません。きっと“冬”が暖炉にあたりたくて戸を叩いていたのだろうとふくろうくんは思います。そして、ドアを開けて「さあ、ふゆくん おはいりよ。はいってちょっとあったまったらどう。」ところが大変!すごい いきおいではいってきた冬は部屋に入るとふくろうくん...
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2008年11月08日

くんちゃんのだいりょこう

くんちゃんのだいりょこう 「くんちゃんのだいりょこう」 ドロシー・マリノ 文・絵   石井桃子 訳     岩波書店 くんちゃんは、元気いっぱいの子ぐま。冬のある日、お父さんお母さんと散歩をしていました。「さむくなってきたねえ」とくんちゃんが木の上の鳥に声をかけると「だからあたたかい、みなみのくにへとんでいくんです。」と答えます。くんちゃんは、飛び立った鳥たちを見送って、南の国がどんなところなのか行ってみたくなりました。「ぼくも みなみのくにへ いっていい?」と聞くと、お母さんは「くまは ふゆは ね...
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2008年10月29日

絵本笑介「しっぽのはたらき」

しっぽのはたらき 「しっぽのはたらき」 川田 健 文 薮内 正幸 絵 かがくのとも傑作集 福音館科学絵本を紹介します。「かがくえほん」て?とまだ幼稚園に通園していないお子さんのお母さんは耳慣れない言葉でしょう。幼稚園に入ると毎月「かがくのとも」を購入される方もいます。安くて薄いのに、中身はとてもいい!毎月出版される中から傑作集としてハードカバーのデビューが2・3年後にあったりします。この「しっぽのはたらき」もその一冊です。初刷りは1969年、もう「かがくのとも」は子どもたちに届けられていまし...
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2008年10月22日

きんいろのとき ゆたかな秋のものがたり

きんいろのとき ゆたかな秋のものがたり「きんいろのとき ゆたかな秋のものがたり」  ほるぷ出版
街にはハロウィン・グッズが飾られ、農業祭などもあちこちで開かれるころになりました。そんな季節に毎年手にとるのがこの絵本です。きりぎりすが鳴き始めると「霜がおりるまであと6週間」という古くからのいい伝えがある農村が舞台。夏の終わりから11月の感謝祭までの季節の移り変わりが、人間たちの収穫やハロウィンや感謝祭、そして木々や小動物や鳥や虫たちの様子が、黄色を基調(反対色の青や赤・オレンジが効果的に使われていると思う。)として、ていねいに美しく描かれています。豊かな実りや収穫の喜びを...
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2008年10月14日

ゆうたとさんぽする

ゆうたとさんぽする   「ゆうたと さんぽする」      きたやま ようこ作      あかね書房 ゆうたくんちのいばりいぬ2主人公はゆうたくんちの犬“じんぺい”です。じんぺいはゆうたくんが大好きです。そして思うのです。「おれとおまえはなかよし」って。うちの娘は、ちょっぴり犬が苦手です。祖父母宅には柴犬の“ねね”がいるのですが、1人と1匹の思いは、ずーっとすれ違って早10年。“ねね”は子どもが大好きなので娘と遊びたい。絶対遊びたい。でも、娘はなるべく近寄りたくない。いや絶対にそばに行きたくな...
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2008年10月10日

たんたんぼうや

たんたんぼうや  「たんたんぼうや」  かんざわとしこ 文   やぎゅうげんいちろう 絵  福音館書店 0.1.2えほん『たんたんぼうやが/あるけば/たんたん』…で始まる、リズム感の良い赤ちゃん絵本です。”たんたんぼうや”の後からついて来るのはおさるにうさぎに…それからだれでしょう?ページをめくる度にわくわくしてきます。意味なんてわからなくても良いし、神沢利子さんのリズミカルな文章と柳生源一郎さんのダイナミックな絵に読み手も心躍る本だと思います。幸いこの本は全てのページがハードカバーのため...
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2008年09月05日

まんげつのよるまでまちなさい

まんげつのよるまでまちなさい 「まんげつのよるまでまちなさい」  マーガレット・ワイズ・ブラウン さく  ガース・ウイリアムズ え  まつおか・きょうこ やく 大きな栗の木の根方で、あらいぐまのぼうやがお母さんといっしょに暮らしていました。ある時、ぼうやは「よるをみたい」とお母さんに言いました。ところが暗い夜の危険を知っているお母さんは「まんげつになるまでまちなさい」と、すぐには許してくれませんでした。新月から半月へ、そして満月になるまでの間、ぼうやは夜の世界に思いをめぐらします。ぼうやがお母さんに夜の...
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2008年08月01日

ぞうのせなか

ぞうのせなか「ぞうのせなか」  さく あきもとやすし  え  あみなかいずる  講談社背中、という言葉には、親だったり、先輩だったり、師匠だったり、先生だったり、とにかく、人生の前を歩き、その道を示す、というイメージがある。背中の前には、もっと先を歩く背中があり、その前にも背中がある。「ぞうのせなか」には、そんなことが書かれている。お父さん象が、最初、何も言わずに、ただ息子ポッポの好奇心だけを刺激し、水のありか、食べ物のありか、危険なところ、一人ぼっちで立ち向かう勇気を教えていく。そして...
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2008年07月28日

ああ、たいくつだ!

ああ、たいくつだ! 「ああ、たいくつだ!」  ピーター・スピアさく/松川真弓やく  評論社 「たいくつだ〜」「たいくつだ〜」って言っている兄弟が、お母さんに家から追い出されます。そして、ガラクタだらけの倉庫で見つけた一枚のプロペラ。。。。そのプロペラから、ムクムクワクワクと創作意欲がわいて。。。 二人は、家中の使えそうないろんなものを探してきてトンテンカンと熱中して、ついにとんでもなくすごいものを作り上げます。 二人が集めるものが、ぶっ飛んでいます。まだ絶対使ってるシーツやお父さんの車のエンジ...
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2008年07月16日

かぶとむしはどこ?

かぶとむしはどこ? 「かぶとむしはどこ?」   松岡達英 文・絵    福音館書店昆虫の中でも、くわがたと人気を二分するかぶとむし。その誕生から終末までを描いた科学絵本です。この絵本の魅力は、なんといってもかぶとむしの絵(姿)のリアルさにあります。幼虫が腐葉土の下で徐々にさなぎに姿を変えさらに脱皮をしていく様子から、ついに地上に現れたその瞬間の姿。圧巻はかぶとむしがはねをひろげて飛ぶ姿を真正面からとらえた場面で、見開き2ページにわたり描かれた絵は迫力満点・精悍とさえ感じられます。そのほかにも、...
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2008年07月12日

ママ大好き

ママ大好き 「ママ大好き」  まど・みちお 文    ましま せつこ 絵「ぞうさん、ぞうさん、おはなが長いのね〜」の歌で親しまれている詩人のまど・みちおさんが言葉をつけた絵本です。ぶた、小鳥、ねこなど、いろんな動物のママと子どもたちのワンシーンが描かれています。子どもを見るママのあたたかい目線がとてもよいです。子どもたちも安心しきって甘えてる顔。 まどさんの言葉も一言ずつで、タッタと読めば短い絵本なんだけれど、どのぺージも、親子の目線やしぐさから「好きだよ」って伝え合っているのが聴こえ...
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2008年07月05日

ひまわり

ひまわり 「ひまわり」        和歌山 静子 作    福音館小さなたねがどんどこ、どんどこ最初は小さなたね。曇りの日があったり、雨の日があったり、風が吹いたり、夜になったりと・・・。そして、太陽の光をたっぷりと浴びて、ひまわりはどんどん大きくなっていきます。そして、りっぱな花を咲かせます。子育てってこんな感じです。子どもをおひざの中に入れて、ゆったり気分で読んであげたい絵本です。
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2008年06月23日

わにわにのおふろ

わにわにのおふろ  「わにわにのおふろ」        小風さち 文      山口マオ 絵     福音館主人公は“わにわに”って名前のわにです。“わにわに”は、お風呂が大好きです。お風呂の中で“わにわに”は、おもちゃで遊んだり、あぶくを飛ばしたり、歌を歌ったり・・・うんうん、そうそう、お風呂の中って、そんなことしちゃうよね。我が家の娘のお風呂でのお気に入りの遊びは、“ゆず”の運動会でした。冬至の時に入る、ゆず湯の“ゆず”です。用意するものは、小粒のゆずを5〜6個。これをドボ〜ンと湯舟に入...
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2008年06月15日

絵本笑介「ももたろう」その2

ももたろう松居 直 文赤羽 末吉 画福音館
さあ、ももたろうから鬼退治に出かけたいと言われたおじいさん・おばあさん、はいそうですか、いってらっしゃい!なんて簡単にストーリーを進めさせません。からすの登場もそうですし、ももたろうの頼みに心揺れるおじいさんおばあさんの会話も、この「ももたろう」では出発までの心理描写が丁寧です。だから“いざ出陣!”のももたろうの気持ちにストンと同化できます。いぬとさるときじをお供にいよいよ鬼が島へ向かいます。「うみをこえ、ゆくがゆくが ゆくと・・・」のページは大迫力です。荒々しい波に打ち勝つ...
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2008年06月07日

絵本笑介「ももたろう」その1

ももたろう松居 直 文赤羽 末吉 画福音館
誰もが知っている「ももたろう」。必ず良書に選ばれるこの「ももたろう」。なぜこの「ももたろう」だけが有名になったのでしょうか?というのも「ももたろう」は「いない いない ばあ」並みに同名タイトルの出版が多い本です。もし100円の「ももたろう」とこの千円の「ももたろう」とどっちを買ってあげたいと思いますか?給料日前の設定はやめましょう。まず本にはデザート本と主食の本があることを説明します。子どもに絵本を選ばせればキャラクター本が多いでしょう。それは子どもの楽しみですから、おやつや食後のデザートと同じです。でも身体の血や肉になる主食になる本も摂って...
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2008年05月19日

くわずにょうぼう

くわずにょうぼう「くわずにょうぼう」 稲田和子 再話 赤羽末吉 画 福音館書店
 「おらもにょうぼうがほしいなあ。よっくはたらいてめしをくわないにょうぼうがほしいもんだ」そんなよくばりの男のところに、望みどおりの娘が嫁に来ます。ところがある日、蔵をのぞいて見たら米俵がごっそり無くなっています。男が隠れて天井から女房の様子をのぞいてみると、なんと、女房は山ほどの握り飯を、髪をほどいた頭のてっぺんの大きな口に投げ入れて食べているではありませんか!おにばばの本性をあらわした女房は男をとって食おうと捕らえますが、「しょうぶ」の生えているところまでくると怖がり、「...
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2008年05月12日

みんな うんち

みんな うんち みんな うんち 五味太郎 作 福音館書店 かがくのとも傑作集大きなひらがな、単色使いで余計なもののない絵、文章も必要なだけ。どれをとってもシンプルな絵本です。シンプルなので幼い子どもから大きな子ども果ては大人までもとりこにしてしまう、魅力的な絵本です。様々な動物が、様々なうんちをする。そしてうんちは誰もが行うこと。それはなぜかと言えば、生物は食べずには生きていけないから。うんちは恥ずかしいことでも笑うことでもなく食べる限り生きる限り、みんなが出すもの。表紙の人間の子ども、馬...
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2008年05月04日

だいじょうぶ だいじょうぶ

だいじょうぶ だいじょうぶ  だいじょうぶ だいじょうぶ  いとうひろし作・絵  講談社街を歩いていて、おじいちゃんとお孫さんであろう小さな子どもが、お散歩しているのを見かけるととてもほほえましい気持ちになります。この絵本の中に登場してくる小さな「ぼく」はおじいちゃんとの日々のお散歩の中で自然を知り、街を知り、どんどん成長していきます。わくわくいっぱいの楽しい出会いもありますが時には、どきどきだらけの怖いことにも出会っていきます。「ぼく」の心が不安であふれそうになった時、助けてくれるのが、おじいちゃん...
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2008年04月15日

ぜったいたべないからね

no-title  ぜったいたべないからね  ローレン・チャイルド作  木坂 涼 訳さて、問題です。1.えだみかん2.あめだまみどり3.まんげつぷちゅっと上の1〜3は食べ物の名前です。一体何の食べ物でしょうか?この4月から新入学・新入園したお子さんがいるご家庭では、新鮮な喜びの中で不安もいっぱい、あわただしい時期を迎えていることでしょうね。早寝早起きなどの生活リズムを整えて体調を崩さないようにしておきたいところです。給食があるので、好き嫌いを減らしたい!偏食も直したい!というのもありませんか...
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2008年03月31日

絵本笑介「もこもこもこ」

もこ もこ もこ絵本笑介「もこ もこ もこ」谷川俊太郎 作元永定正  絵文研出版こういう抽象的な絵と言葉の絵本って子どもには不向きじゃないかしら?って思うかもしれませんが、それこそ大人側の勝手な思い込み。この絵本を読み聞かせすると、1歳児の顔にふわ〜と暖かい表情がこぼれてきます。子どもの想像力はこんな抽象画から始まるのかもしれません。写実的な「くだもの」福音館、は現実と想像を結びつける役目をします。これも脳の発達には重要な働きかけをしてくれます。写実的な絵本を左脳への刺激とするなら、抽象的な...
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2008年03月11日

絵本笑介 「いない いない ばあ」 その3

いない いない ばあ「いない いない ばあ」松谷みよ子 著瀬川康男 絵童心社
さて、「いない いない ばあ」の法則って何でしょう?人間の脳は誕生後も成長を続けますが、手足が成長するのとは違い、感覚や記憶のための回路を形成していきます。つまり後天的に経験する脳への刺激が成長を促すわけです。「いない いな〜い・・・」でお母さんの顔が隠されます。「ばあ!」で笑顔のお母さんが見えます。私たちの脳を考える部分は知的な問題解決を楽しむように、視覚システムには隠れた部分を見つけ出すのを楽しんでいるらしい、ということを神経科学者たちが“Scientific Ameri...
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2008年01月28日

おふろでちゃぷちゃぷ

おふろでちゃぷちゃぷおふろでちゃぷちゃぷいわさきちひろ えいわさきちひろの やわらかであたたかな絵。。。小さな子のぷっくりしたおなかや手足が、どこかしら自分の子に似ている。。。そんな愛しさがわいてくる絵本です。お風呂の中から「はやくおいで いっとうしょうは だあれ」と呼びかけるあひるちゃん。「まってまって いまセーターぬいだとこ」と、服を一枚づつ脱いでいく男の子。「はやくはやく」というあひるちゃんの声に励まされ、まだおぼつかない小さい体と手で、一所懸命脱いでいきます。セーターの中から抜け出そうと...
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2008年01月23日

絵本笑介 「いない いない ばあ」 その2

いない いない ばあ「いない いない ばあ」松谷みよ子 著瀬川康男 絵童心社
さて、前回に引き続き「いない いない ばあ」のお話。小学校6年生が“のんちゃん”のページに疑問をもちました。なんでめくってばあ、しないのか?彼は科学の本を読んでいたとき、その疑問にヒントを見出しました。「植物の成長には4つの要素が必要である。太陽・土・水・・そして○○・・」“ピカッ!”彼はのんちゃんの成長に当てはめて考えました。さあ、○○がわかった方はいますか?植物の成長には太陽の光エネルギーで光合成がおこなわれ、土の栄養や雨などの水も吸収して成長します。そしてもうひとつとても重要なこ...
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2007年12月27日

絵本笑介 「いない いない ばあ」 その1

いない いない ばあ「いない いない ばあ」松谷みよ子 著瀬川康男 絵童心社
誰だって知っている「いない いない ばあ」。それもあの定番の絵本!木村ゆういちの飛び出す「いない いない ばあ」だってあるのに・・・。もう耳にたこができた!と思われたあなたに。ちなみに「耳に胼胝ができた」という“胼胝”は、慣れて特に感じなくなること、と広辞苑にあります。「慣れ」は怖いですよお。感じなくなってしまうんですよ。こんなに30年以上読み継がれている良書の最高峰です。大人のみなさんも読解力が育っていませんねえ。赤ちゃん用の絵本に読解力?何をおっしゃる!と思うでしょう?こ...
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2007年12月20日

ヨセフのだいじなコート

ヨセフのだいじなコートヨセフのだいじなコートシムズ・タバック 作木坂 涼 訳フレーベル館 すっかり寒くなりましたね。いよいよ暖かい上着が必要だなあと我が家も押し入れからコートを出しました。コートの季節がやってきました。この本に出てくるヨセフさんもコートを持っていました。でも、何年も大切に着ていたコートなのでしょうね。古くなってあちらこちら擦り切れています。 さて、あなたならどうしますか? ヨセフさんはコートのまだきれいな部分を使って別のものに作り変えていくことにしました。一体、何に変わるのかな。リ...
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2007年12月09日

世界でいちばん やかましい音

世界でいちばんやかましい音「世界でいちばん やかましい音」作:ベンジャミン・エルキン訳:松岡享子絵:太田大八出版社:こぐま社平積みの「世界でいちばんやかましい音」は、他の平積みの本と比べて小さいのに、とても目立っていました。外国のお話に、日本の絵本画家が絵を描く、というのはよくありますが、このお話を描く太田大八さんは、すばらしくこのお話の世界を表現しています。(原作は、アンディとライオンの作者、J・ドーハーティが絵を描いています)この本は、ガヤガヤ、という世界でいちばんやかましいことが自慢な国の王子様...
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2007年12月04日

かみさまからのおくりもの

かみさまからのおくりもの「かみさまからのおくりもの」作者:ひぐち みちこ出版社:こぐま社
「あかちゃんが うまれるとき かみさまは ひとりひとりの あかちゃんに おくりものをくださいます かみさまからの おくりものは てんしが はこんでくるのです」それぞれのお母さんからうまれた5人の赤ちゃんに、天使が神様からのおくりものを届けにきます。ほっぺのあかい赤ちゃんには、『よくわらう』というおくりもの。よく泣く赤ちゃんには『うたが すき』というおくりもの。。。「あかちゃんは うたのすきな こえのきれいな こどもになりました」ていねいな貼り絵で作られたこの絵本は、作者が3才...
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2007年10月30日

どうすればいいのかな?

どうすればいいのかな「どうすればいいのかな?」文:わたなべしげお絵:おおともやすお出版社:福音館書店
くまくんがお出かけのしたくをしますが、シャツをはいたり、パンツをかぶったり、ぼうしをはいたりしてしまいます。そのたびに「どうすればいいのかな?」と考えて、ひとつひとつ正しく身につけていきます。大人が「これはシャツです」「シャツは着るものです」と教えてしまうのではないのです。子どもが自ら試して、失敗して、考えて、学んで、うまくできるようになる。このプロセスの繰り返しが子どものも成長にはとても大事です。その様子を大人はあたたかかく見守りたいものです。自分で洋服を着ることに興味をも...
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2007年10月29日

ラチとらいおん

ラチとライオン「ラチとらいおん」文・絵:マレーク・ベロニカ訳:とくながやすとも出版社:福音館書店
このお話は、犬も怖い友達も怖いそんな弱虫な男の子ラチのところに、ポケットにはいるほどの小さな赤いらいおんがやってきます。らいおんはラチに強くなる体操を教えてくれます。ラチはどんどん強くなっていきます。らいおんの助けで怖さを乗り越え、ついにはらいおんの助けなしでもやっていけるようになるお話です。この絵本は、縦16センチ横23センチの小型です。絵も単純で書架にあると見落とされてしまいがちですが、単純明快なストーリーは幼い子どもの心にまっすぐに入り込んでいく力強さをもっています。自...
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2007年10月26日

しろくまちゃんのほっとけーき

しろくまちゃんのほっとけーき「しろくまちゃんのほっとけーき」作者:わかやまけん出版社:こぐま
図書館でも貸し出しが多く、子どもたちに大人気の絵本のひとつです。ほっとけーきを作るための材料や準備を小さい子どもにもわかるように、子どもの目線にあった失敗や経験をふまえて描かれていています。そして見開きいっぱいに1枚のほっとけーきがふらいぱんの上で順番に焼かれて出来あがるまでの様子が12場面に連続で描かれています。単純な線と色の絵なのにほっとけーきが焼けるいいにおいがぷーんとただよってくるような気がするから不思議ですね。また焼けていく状態がその絵とぴったりのことばで書かれてい...
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2007年10月25日

かいじゅうたちのいるところ

かいじゅうたちのいるところ「かいじゅうたちのいるところ」作者:センダック訳:神宮輝出版社:冨山房
ある晩マックスは大暴れをしてお母さんに怒られ、夕食抜きで寝室に閉じ込められてしまいます。すると寝室に木が生え始め、波が打ち寄せて、船が運ばれてきました。マックスはその船に乗り込んで怪獣たちのいる世界に出かけます。そこで思いっきりいばって遊んだマックスは、やがて「優しい誰かさん」のもとに帰りたくなります。子どもにだって不安もあればストレスもある。大好きなお母さんに反抗したい時だってある。そんな子どもの内面を見事に描いたファンタジー絵本の傑作です。センダックのスケールの大きな表情...
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2007年10月23日

三びきのこぶた

三びきのこぶた「三びきのこぶた」イギリス昔話訳:瀬田貞二絵:山田三郎出版社:福音館書店
三びきのこぶたが、それぞれ、わら・木の枝・レンガで家を建てました。ところがおおかみがやってきてわらの家と木の枝の家を吹き飛ばすと、こぶたを食べてしまいす。けれどもレンガの家だけはいくらおおかみが吹いてもびくともしません。諦めきれないおおかみは、どうにかこぶたを食べようとかぶ畑やりんご畑に誘い出します・・・。これは日本でも馴染みの深い、イギリスの昔話です。昔話は語りによって伝承されてきました。そこに絵はありませんので、ことばは簡潔に、物事の起こりも耳で聞いた時に分かりやすく構成...
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2007年10月19日

あくたれラルフ

あくたれラルフ「あくたれラルフ」作:ジャック・ガントス絵:ニコール・ルベール出版社:福音館書店・童話館刊
 作者のジャック・ガントスは、最初子どもの本執筆するのにあたり、「子どもの本はかわいらしくて、やさしいものでなくてはならない」と、考えていたそうです。しかし、それは必ずしも正しくはなく、いくつかの失敗を重ねひどく気落ちしてしまいました。その時ガントスは、子どもの頃学校の先生が教えてくれたことを思い出しました。「自分が知っていることについて書けばいいんだよ。」ガントスは机に向かい、床にいるネコを見ました。ガントスの足首をひっかこうとはいよってきたり、家中に毛をまきちらしたり、タ...
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2007年10月18日

チムとゆうかんなせんちょうさん

チムとゆうかんなせんちょうさん「チムとゆうかんなせんちょうさん」作:エドワード・アーデイゾーニ  訳:瀬田貞二出版社:福音館書店
ふなのりになりたくて仕方がなかったチムはある日チャンスを得て内緒で大きな船にのりこみます。船員や船長に見つかりますが船の仕事を一生懸命手伝ってみんなに認められます。ところが何日かして嵐にあい、船は今にも沈みそうという大変なことになります。船長とチムは船の最後を見届けようと決心しますが、いよいよ最後という時に救命ボートに助けられます。チムは船長に家まで送ってもらいお父さんお母さんのもとに無事帰ることができました。主人公のチムになりきってお話を聞いている子どもたちにとって毎日の生...
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2007年10月17日

ペレのあたらしいふく

ペレのあたらしいふく「ペレのあたらしいふく」作者・絵:エルサ・ベスコフ訳:おのでらゆりこ出版社:福音館書店
 小さな男の子ペレは、小羊を一匹飼っています。ペレも小羊も大きくなりますが、ペレの服は小さくなるばかり。ペレは小さくなった服の代わりに、自分が大切に育てている小羊の毛を刈取り新しい服を作ることにします。    刈取った小羊の毛は、ペレが自分でできることと引き換えに、できないことは大人の手を借り、すかれ、糸に紡がれます。そして、自分で濃い青い色に染めた糸は布にされ、ペレの新しい服に仕立てられます。他人には帽子を脱いで接するけなげでいじらしいペレの姿に、読み手も緊張し、見守り、そ...
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2007年10月16日

やさい

やさい「やさい」作者:平山和子出版社:福音館書店
 やや小型の版型の見開きいっぱいに描かれた野菜の絵。そこに「はたけで そだった だいこん。」「やおやさんに ならびました。ふとった だいこんですよ。」「はたけで そだった きゃべつ。」「やおやさんに ならびました。やわらかい きゃべつですよ。」・・・と添えられたシンプルな文章の繰り返しが、いろいろな野菜の畑で収穫を待つ様子と八百屋に並んだ姿をいきいきと描き出しています。 幼い子が、言葉やものの名前と、その実態を結びつける手助けをしてくれる“ものの絵本”の代表作といえるでしょう...
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2007年10月12日

だるまちゃんとてんぐちゃん

だるまちゃんとてんぐちゃん「だるまちゃんとてんぐちゃん」作者・絵:加古里子出版社:福音館書店
ちいさいだるまちゃんは、ちいさいてんぐちゃんの持っているものが、どれもとってもいいものに見えます。てんぐちゃんのうちわ、ぼうし、はきもの・・・・。だるまちゃんは、家に帰っては、だるまどんに「同じものが欲しいよう」とおねだりをします。それに怒りも叱りもせず、いつも応えてくれる、だるまどん。けれども、だるまどんが出してきてくれたものは、だるまちゃんが求めていたものと何か違う。じゃあ自分で考えてみよう!だるまちゃんは、豊な想像力で、次から次へと欲しかったものを自分なりに作ってしまい...
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2007年10月11日

もこ もこもこ

もこ もこもこ「もこ もこもこ」作者:谷川俊太郎絵:元永定正出版社:文研出版
「もこ もこもこ」は、不思議なことばのリズムを楽しむ絵本です。「もこ もこもこ」「にょき にょきにょき」「ぱく」などたったこれだけなのに、なぜこんなに子どもたちを楽しませてくれるのでしょう。擬音語と鮮やかなイラストだけで構成されています。生命力あふれる絵と選び抜かれたことばがぴったり合って、聞き手にことばのリズムの不思議な力を感じさせてくれます。子どもは、この不思議な世界を何度も何度も楽しみ、楽しい気分へと誘われていきます。せがまれて何回も読むうちに、大人もいつの間にかこの絵...
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2007年10月10日

もりのなか

もりのなか「もりのなか」作者・絵:マリー・ホール・エッツ訳:まさきるりこ出版社:福音館書店
 小さな男の子が紙の帽子をかぶり、“らっぱ”を持ってもりへ散歩に出かけました。らっぱの音を耳にしたいろいろな動物たちが次々に現れ、男の子のらっぱにあわせて、ほえるらいおん、鼻をならすぞう、うなるくま、たいこをたたくかんがるー、くちばしをならすこうのとり、手をたたきさけぶさるたちが一緒に散歩についてきます。みんなでもりのなかでお菓子を食べたり、ゲームをしたりして楽しいひとときを過ごします。かくれんぼをして男の子が「もう、いいかい!」と目をあけると動物たちは消えて、お父さんが迎え...
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2007年10月09日

どろんここぶた

どろんここぶた「どろんここぶた」作者:アーノルド・ローベル訳:岸田衿子出版社:文化出版局
お百姓さんのうちのこぶたは、やわらかーいどろんこの中にすわったまま沈んでいくのが何よりも何よりも好きでした。ところが、ある朝、お百姓のおばさんがおおそうじをして、うちじゅうぴかぴかになったけれど、こぶたの大切などろんこがなくなってしまいました。こぶたは怒って逃げ出して、どろんこをさがしに行きます。さて、こぶたはだいすきなどろんこを見つけられたでしょうか?「お百姓さん夫婦」はやさしいおとうさんとおかあさん、「こぶた」はわんぱくな子ども、「どろんこ」は子どもの居場所です。とてもユ...
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2007年10月05日

ピーターラビットのおはなし

ピーターラビットのおなはなし「ピーターラビットのおはなし」作者:ビアトリクス・ポター出版社:福音館書店
世界中の子どもたちに愛され続けてきたこの絵本は、今から100年も前にイギリスで出版されたピーターラビットシリーズの最初の1冊です。普通の絵本と比べると、かなり小さいサイズで、エプロンのポケットにすっぽり入ってしまうような大きさですが、この中には誰もが一度はどこかで見たことがある世界的に有名なうさぎとその仲間たちの世界がひろがっています。そして、不思議なことに、洋服を着て私達人間と同じような生活をしているのに、おはなしの世界であることを忘れてしまうほど、自然な野生動物の動きや感...
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2007年10月02日

しょうぼうじどうしゃ じぷた

しょうぼうじどうしゃじぷた「しょうぼうじどうしゃ じぷた」作: 渡辺 茂男絵: 山本 忠敬出版社: 福音館書店
「じぷた」は、古いジープを改良した消防車です。「じぷた」のいる消防署には他に、はしご車の「のっぽくん」、高圧車の「ぱんぷくん」、救急車の「いちもくさん」がいますが、その3台が毎回大きい火事で活躍するのに対し、「じぷた」はいつも小さい火事しか任せてもらえず、他の車も「じぷた」のことをばかにしています。でもある日「じぷた」にしかできない大きな火事が起こり、そこで大活躍した「じぷた」は自信を持ち、まわりも「じぷた」を認めるようになる、というお話です。1963年に発行されてから愛され...
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2007年10月01日

特集”読書の秋!図書館に行こう”

気候もだんだん秋らしくなってきました。ブログ「おすすめ図書」では”読書の秋!図書館へ行こう”と題しまして、おすすめ絵本の特集が始まりました。市内の図書館より、子ども向けの絵本が紹介されます。また絵本の紹介にくわえて、各図書館からのメッセージも掲載されます。図書館では誰でも気軽に参加できる『おはなし会』や『えほんとわらべうたの会』などが開催されています。読書の秋、親子で一緒に図書館に出かけてみませんか?ブログは、10月中、ほぼ毎日更新される予定です。どうぞお楽しみに!
ぴっぴ事務局
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2007年09月09日

おつきさま こんばんは

おつきさまこんばんはおつきさま こんばんは 林 明子福音館書店もうすぐお月見ですね。今回は、小さい子向けの「おつきさま」の絵本です(^^) 夏のはじめに、ママ友達が1歳の男の子(あー君)を連れて、我が家に遊びに来たことがありました。私と友達はおしゃべりがしたくて、でもあー君はママにかまって欲しくてぐずり出して。。。そしたらママが、バッグの中から『おつきさまこんばんは』の絵本を出しました。”読んであげるのかな”って思ったら、ママが表紙で”いないいないばあ”をはじめたのです☆ 表の表紙に顔を隠して「...
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2007年08月17日

杉山きょうだいのしゃぼんだまとあそぼう

杉山きょうだいのしゃぼんだまとあそぼう(かがくのとも傑作集)シャボン玉表紙  杉山 弘之 杉山 輝行 =文と構成  吉村 則人 =写真  平野 恵理子 =絵しゃぼんだまと思いっきり遊んじゃおうという本です。一学期の終わりに、小1の教室で読み聞かせをしました。ページをめくるごとに子ども達の大歓声があがって、ワクワクした気持ちでいっぱいになる本です。しゃぼんだまだまと遊ぶ子どもたちの写真、躍動感のあることば、そして しゃぼんだまの上手な吹き方や、輪っかの作り方などをわかりやすく紹介してる文とイラスト。しゃぼんだまとたわむれている子ども達の写真がすごくい...
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2007年07月20日

14ひきのせんたく

14匹のせんたく表紙14ひきのせんたくいわむら かずお童心社小1の息子と図書館に行った時のこと。。。絵本コーナーを見て回っていた息子が「コレおもしろいんだぜ〜♪」と嬉しそうに持ってきたのがこの絵本です。教室の本棚で読んだことがあるようで、早速、借りてきて一緒に読んでみました。うん、これは楽しい☆14匹のせんたくひらがなとカタカナのやさしい言葉でページ下に一行ずつの文章。絵の中には文字を入れないようにしてあるので絵がとても美しく、魅力的です。そしてページをよ〜く見ると。。盛り上がった木の根っこにお布団を干している子そこへ布団を頭にのせて運んでいく子玄関の方では、家から嬉しそうに駆け出してきたきょうだい隅の方では、丸太を切ってる二人。。。ねずみのきょうだいたちが、ページのあちこちでいろんなことをしています。見つけるのが、とっても楽しい!表情やしぐさが豊かで、ページの中からねずみたちの生...
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2007年07月13日

ももたろう

ももたろう表紙ももたろう瀬川康男・絵松谷みよ子・文フレーベル館小さい子どもの世界で漫画やアニメが主流の今でも、松谷みよ子さんの本には、たくさんの子どもたちが出会っていると思う。お母さんが、はじめての子どもにどんな本を読んであげたらいいかな、と思ったとき、本屋さんで自然に手に取る、「いないいないばあ」ちょっと大きくなって、幼稚園に行く前に読んであげるやさしい昔話。松谷みよ子、という名前は覚えられなくても、松谷みよこさんの本は、子どもたちが大きくなったとき、なつかしい、と思える本になる。松谷み...
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2007年06月27日

おおきなかぶ

大きなかぶおおきなかぶロシア民話 トルストイ再話おじいさんがかぶをうえました。「あまい あまいかぶになれ。おおきな おおきな かぶに なれ。」あまい げんきのよい とてつもなく おおきい かぶができました。うんとこしょ どっこいしょ ところが かぶは ぬけません。誰もが知っているおおきなかぶのお話です。私も毎晩、ねだられ暗記するくらいに読んだ覚えがあります。小学校の教科書にも登場しています。前回紹介した『そらいろのたね』も今回の『おおきなかぶ』も種やかぶをお世話するところから始まります...
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2007年06月13日

しゅくだい

しゅくだいしゅくだい宗正美子 原案いもとようこ 文・絵岩崎書店もぐらのもぐの担任の先生が言いました。『今日の宿題はだっこです。おうちの人にだっこしてもらってください』それを聞いたクラスのみんなは、恥ずかしがったり、嫌がったり。みんなの前では恥ずかしがっていたもぐくんでしたが、どうやら急いでお家に帰ります。ところで、もぐくんの家には最近赤ちゃんが生まれました。もぐくんの家は今、赤ちゃん中心の生活が続いているみたい。お兄ちゃんのもぐくん、なかなか我慢の毎日のようです。ちゃんと宿題のこと言え...
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2007年05月28日

ふしぎなナイフ

ふしぎなナイフふしぎなナイフ中村牧江/林 健造 作福田隆義 絵福音館書店どこのお家にもきっとあるテーブルナイフ。固くて銀色に光っていて、食事のときに時々使いますよね。でも、その一見普通のナイフが、この絵本のなかでは、不思議なことになってしまうんです。あっと言う間の短いお話ですが、ワクワクどきどきいっぱい。クスッと笑ったり、びっくりして大笑いしたり。この絵本は、読み聞かせでも大人気です!子どもだけでなくおとなも一緒に楽しめますよ。どうぞ、アタマとココロを柔らか〜くして不思議な世界に入っていっ...
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2007年05月07日

となりのせきのますだくん

となりの増田くんとなりのせきのますだくん 武田美穂 作・絵 ポプラ社5月。子どもたちの中には新しいクラスや友だちにようやく慣れたという子もきっとたくさんいるでしょうね。みほちゃんは1年生。実は、ちょっと学校に行くのが嫌みたい。朝、ベッドから起きる時、着替えて仕度をする時、家から出かける時、おなかかが痛くなればいいのに。熱があればいいのに。とずっと心の中で考えています。小さいなりに何かお悩みの様子です。ところで、新しいクラスになって最初に隣の席になる相手ってどんな子かドキドキしませんか?みほち...
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2007年04月09日

ラチとらいおん

ラチとライオン「ラチとらいおん」マレーク・ベロニカ ぶん・え  とくながやすもと (福音館書店)入園・入学・進級の時期ですね。子どもたちは、新しい生活に期待と楽しみと共に、不安な気持ちを抱くことも多いかと思います。そんな子どもたちにエールを送る気持ちをこめて、心と体を寄り添って、読んであげたい絵本です。ラチは、世界中でいちばん弱虫な男の子。犬も、暗い部屋も、それから友達さえ怖いので、みんなと遊んでもらえません。そんなラチの前に、ある日、小さな赤いらいおんがやってきます。そのらいおんは、小さ...
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2007年03月23日

たろうのひっこし

たろうのひっこしたろうのひっこし村山桂子 作 堀内誠一 絵福音館書店浜松市内の子どもたちは春休みですね。大人は実はばたばたする時期なんですが、一息ついて絵本でも読んでみませんか?ある日たろうは自分の部屋がほしくなりました。お母さんに相談すると、渡されたのは一枚の古いじゅうたん。「このじゅうたんをひろげたところが たろうのおへやよ」自分のスペースがもらえたのでたろうは大喜びです。さっそく階段の下にじゅうたんを敷きます。しかしそこには窓がありません。それではと、今度は窓のそばに”ひっこし”ます。...
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2007年02月22日

ゆき

yuki1.jpgゆきユリ・シュルヴィッツ作・絵さくまゆみこ 訳あすなろ書房 どんより灰色の町へ、灰色の空からひとひらの雪が、そしてもうひとひらと舞い降りてきます。わくわくした気持ちでいっぱいの男の子の「ゆきがふってるよ」に大人たちは「それがどうした」というような冷めた反応をし、ラジオもテレビも「ゆきはふらないでしょう」といいます。yuki2.jpg でも「ちらちらおどって、くるくるまわって、ふわふわあそんで、ひらひらとんで・・・」雪は積もり男の子が信じていたように町中、銀世界に。 大人たちのいなくなった雪化粧の町で男の子は本屋さんの壁からとび出したマザーグースのおばあさんやハンプティ・ダンプティやがちょうといっしょに遊ぶのです。体中で喜びを表現している男の子がとてもいとおしく思われます。 男の子の気持ちに共感しながら読んだ(読んでもらった)雪に縁遠い浜松のこどもたちも、白一色になった町の静けさや美しさをきっと共有してく...
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2007年01月22日

てぶくろ

てぶくろ.jpgてぶくろ ウクライナ民話 福音館 エウゲーニー・M・ラチョフ 絵 うちだりさこ 訳おじいさんが落としていった 片方だけのてぶくろ。ねずみ、かえる・・・。動物たちが次から次へと手袋の中へ。もう、ぎゅうぎゅうづめです。娘が授業の資料にするからと私のお手製の手袋を学校へ持って行きました。幼稚園時代のしろものだからとても小さな手袋です。「あの手袋ね。結構、ウケたよ」「えっ、なんで?」「みんなが小さい。入らないって言いながら無理やりはめようとするんだよ」中学生がはめたら、4本の指の先端...
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2006年11月25日

サンタクロースってほんとにいるの?

サンタクロースってほんとにいるのサンタクロースってほんとにいるの?  てらおかいつこ 文 すぎうたはんも 絵   かがくのとも傑作集 福音館書店
11月も半ばを過ぎればクリスマスが待ち遠しく、大人も子どももうきうきする季節ですね。しかし現代は情報化社会。小学生にもなれば子どもたちは知ってしまうのです。誰がプレゼントをくれるのかということを…それでも、サンタは「いるよ」と答えてくれるのがこの絵本です。子と親の一問一答でページが進みますが、子どもの質問がなかなか鋭いのです。うっかりすると思わずたじろいでしまいそうですが、この絵本の親はそこで動揺も見せずにひょうひょうと答えていきます。この答えもまた必読に値する、なかなか知恵...
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2006年11月19日

いっぽんばし わたる

「いっぽんばし わたる」五味太郎 絵本館いっぽんばしわたる.jpgいっぽんばしを渡って行くのは、誰かしら?大きいの、小さいの。え!?あんなものまで・・・「次は、何かな?」ってちょっぴりワクワク。そして、クスクス。そんなお話です。小学校の朝の読み聞かせで、いろんな学年で読んでみて、一番ウケたのは、なんと、4年生でした。それも男子。これはちょっと意外でした。一つ長めのお話の後にこの絵本を読むのですが、それまで窓際に立っていた子や隣の子とおしゃべりをしていた子がこちらを見てそのうちクスクス。最後は「え〜〜〜」と声をあげるくらい。おもしろいという気...
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2006年11月14日

さんぽのしるし

「さんぽのしるし」五味太郎 福音館さんぽのしるし.jpgうさぎのしるしのおうちから うさぎさんは おでかけ。すると、何かの“しるし”が・・・。あれあれ!?次から次へと“しるし”。どんどん歩いて、おっと・・・うさぎさんはどこへ行くのかな?娘が、まだ小さかった頃、夜のネンネの前に絵本の読み聞かせをするのが毎日の日課。私自身、本を読むことが好きなので図書館を利用しながらいろいろと絵本を用意しました。が・・・1歳6か月頃、娘はかなりのつわものだった。1冊の本は最低5回、多い時は10回以上、5,6冊の絵本を繰り返し読むことをねだり、すべてが...
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2006年08月29日

「サンドイッチつくろう」

「サンドイッチつくろう」 さとうわきこ 作 かがくのとも傑作集 福音館書店サンドイッチつくろう夏休みも終わりましたが、子どもと一緒の思い出を作りそびれちゃったなんてお宅があればぜひ、今度の週末にサンドイッチづくりなどいかがですか?そんなサンドイッチ作りのテキストにおすすめしたいのがこの絵本です。たくさんの卵、冷蔵庫の中のきゅうり、レタス、にんじん…様々な材料を見つけた子どもたちがサンドイッチを作ることに決めます。そして子どもたちはパンにはさむ具を作っていきます。まずはゆで卵。これなら子どもでも簡単そう。いり卵。割ってかき混ぜるんだからちょっとレベルアップ。最後はポテト...
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2006年07月22日

教室はまちがうところだ

教室はまちがうところだ 蒔田晋治・作 長谷川知子・絵 子どもの未来社 教室はまちがうところだ「あ、この詩知ってる、へー絵本になったの」私が自分の子どもの小学校へこの本を抱えて行ったとき、やさしくて、いつもきちんと、子供とも、親とも向き合ってくれている先生がうれしそうに言いました。教室はまちがうところなんだから、まちがった意見を言ってもいいんだよ、それを聞いて笑ったりしちゃいけないよ、みんなでいろんな答えを出して、みんなで伸びていくんだよ、なんどもなんどもまちがっているうちに、言いたいことがだんだん言えるようになってくるんだよ、と語りかけてくれるお話です。これは、中学...
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2006年07月12日

はじめてのキャンプ

はじめてのキャンプ1JPG.jpg「はじめてのキャンプ」林明子 作・絵/福音館書店 小さいのに大きい子といっしょにキャンプに参加し、とってもがんばったなおちゃんのお話です。うんとがんばって、だんだん仲間として認めてもらえていくうれしさ、何だか1人前になったような自信に満ちた表情。でも、それは、自然に手をさしのべてくれるみんなの手助けがあってのことなんですけどね。それでいいんです。みんなそうやって大きくなっていくんですもの。 家族と離れて生活するということは、家族以外の誰かに命を預けるということです。そこに、引...
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2006年05月17日

せかいいち うつくしい ぼくの村

せかいいち うつくしい ぼくの村   小林 豊  ポプラ社sekai.jpg手元に置きたい、と思った本はたくさんありますが、この本も、そんな一冊です。この本には、平和な村の豊かでやさしい一日が、色鮮やかに描かれています。村は、収穫の時期なのです。豊かに実った果実を、市場に売りに行く親子。その実りに感謝して、果物が売れたお金でまっしろい羊を買い、親子の未来は広がっていきます。でも、うつくしいこの村は、アフガニスタンにありました。お話の中でも、ところどころ戦争が影を落とします…、
「この としの ふゆ、村は せんそうで はかいされ、いまは もう ありません。」
この本の最後のページです。私は、この本をお話会で読むのを封印しました。どうしても、この箇所で泣けてしまうからです。語り手があまり感情移入してしまったら、聞き手は語り手の解釈でその本を判断してしまいます。だから、この本は、大勢の前ではもう読めません。戦争が、日常の延長にあって、今も世界のどこかしらで悲しい思いをしている人がいるのだということを、子どもたちに伝えることができる本だと思います。写真ではなく、絵であることで、逆にひしひしと、伝わるのです。
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2006年04月08日

まだ春なのに・・ピーター・スピアの夏の絵本のご紹介

「なつのそら」     ピーター・スピア
福音館書店(こどものとも)

夏の空3日々を忙しく過ごしていると、空を眺めるひとときというのはなかなかあるようでないものですね。でも子育ての時期というのは、仕事をしているときとちがって時間の流れ方がゆっくりしているように感じました。
こどもがいればなにもかも大人の都合どうりにはいかないし、こどもが育つのには「こども時間」に合わせないといけない時ってあるのでしょうか。あせって早く早く、と子どもをせきたてつつも時にはよく空を眺めては親子で楽しんでいました。遊園地に行った帰り道、渋滞の車の中から。そして親子で公園にでかけて、芝生にねころんで。
夏の空2<風の強い日の空は、雲が繰り広げる変身ショーのようです。小さな魚がいつのまにか大きな鯨になったり、らくだがあるいていたり・・。ありとあらゆるかたちがあらわれては消えてゆく。いまから考えれば、ああした時間は親と子の至福の時間だったのかなと思います。
ピーター・スピアの「なつのそら」という絵本は、そんな親子の宝物のような時間を思い出させてくれました。
夏の空3ことばもストーリーもなく、ふたりのこどもたちがなつのそらを見て想像の世界に遊ぶ絵本ですが、見れば見るほどひきこまれていつのまにか本のなかで本のなかの子ども達と同じ雲を見ていました。想像力という羽があればこどもは(おとなも)いつでもどこでも遊べるのかな、と思わせる本です。
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2006年03月14日

ねずみのでんしゃ

幼稚園や、小学校へ入る子どもたちに、ぜひ読んであげたい本を紹介します。

ねずみの電車

作・山下明生 ― 絵・いわむらかずお ひさかたチャイルド

 はじめての集団生活って、ちょっと不安ですよね。この本に出てくる、七つ子のねずみたちも、明日から学校へ行く夜になって、不安が一気に爆発します。そこで困ったねずみたちのお母さんが、毛糸で、学校まで線路を引くのです。
 子供って、電車ごっこが好きですよね。このねずみたちも、毛糸の線路の上を、「ちゅー ちゅー ごーごーねずみの でんしゃだはやいぞ はやいぞちゅーごーごー」と、おおはしゃぎで、学校に向います。天敵のへびが出ても、ねずみの電車はへっちゃらです。いつのまにか、七つ子の後ろにぞろぞろとつながっているねずみの行列に、びっくりしたへびのほうが逃げてしまいます。また、その場面が大開きページになっていて、ちょっと、わくわくします。みんなで行くと楽しいね、着いたらもっと楽しいね、そんな楽しい絵...

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2006年02月21日

〜春の訪れを待ちながら〜

  立春を過ぎたのに、まだまだ寒さが厳しく、あたたかな春がほんとうに待ち遠しいこの季節に、
次の3冊などいかがでしょう?

1)「はなをくんくん」
 
 ルース・クラウス/作  きじま はじめ/訳
 マーク・サイモント/絵 福音館書店
はなをくんくん1 はなをくんくん2


 冬眠していた動物たちが順に目を覚まし、雪深い森の中を鼻をくんくんさせて駆けていきます。そして「みんなぴたり。みんなとまった」そこで動物たちが見つけたものは?おおぜいの動物たちの輪の真ん中に小さなお花がひとつ。この場面にしか出てこない一輪の花の黄色はこどもたちの目をひき、それは表紙の色につながり、また、待ちに待ったお日さまの黄色につながっていくように思われます。墨一色の地味な絵、単純なストーリーですが、序・破急的に流れる構図(松居 直)とリアルだけれど愛らしく描かれたノネズミ...

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2006年01月11日

十二支のはじまり

十二支のはじまり1長谷川摂子/文 山口マオ/絵
岩波書店

年賀状を前にすると、
「ああ、今年はそういえば酉年だったなあ…来年は…」
なんて思い出す干支。
干支のこと、どのくらい知ってますか?
ただ子どもに、「あなたはいのししよ」って言っているなら、お正月にぜひこの本をお勧めします。
「ももたろう」や「一寸法師」と同じように、言い伝え、なので、同じ内容の本がいろいろ出ているんですが、この長谷川摂子さんの文章は、語り口が昔話風で、読みやすいんです。届いた年賀状を眺めながらお子さんとお話しするのに、ぴったりな本だと思います。

十二支のはじまり2この言い伝え、動物たちの性格がとてもよく出ています。性格診断に通じるものがあるのかもしれませんね。


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2005年12月23日

クリスマスまであと九日  セシのポサダの日

セシのポサダの日

マリー・ホール・エッツ&アウロラ・ラバスティダ作
メキシコのクリスマスのお話です。メキシコって、そうあのアメリカ合衆国の南に位置する国です。当然、となかいも雪ももみの木もでてきません。題名のセシというのはちいさな、女の子の名前です。ポサダというのはメキシコのクリスマスの特別なパーティのこと。メキシコでは地域ごとにクリスマスの前九日間、毎晩ちがう家でこのポサダを開いておとなもこどもも楽しむのだそうです。ちいさなおんなのこのセシはある日、おかあさんからセシのためのポサダをしてもいいといわれます。準備のためにマーケットで自分のため...

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2005年12月22日

原田 雅子さん

プロフィール

 浜松市内のクリニック内カウンセリングルームや産業相談室に勤務。3人の子ども達の幼い時期に子どもの本の持つ「子育て力」に気づいた。子育てに悩むお母さん達に親子がともに楽しめる絵本の読み聞かせをおすすめしている。

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2005年12月21日

子どもと楽しむクリスマスの本

「子うさぎましろのお話」ささきたづ文 みよしせきや絵 ポプラ社
「こうさぎのクリスマス」松野正子作 荻太郎絵 福音館書店
「サンタ・クロースからの手紙」J.R.R.トールキン作 せたていじ訳 評論社

 今振り返ってみると、子育て中ってなんて子どもからたくさんのたのしみを分けてもらっていたんだろうと思います。遊具もろくにない公園でも子どもと一緒だといろいろな発見があるし、ディズニーランドだって子どもと一緒がたのしい、でも、一番楽しかったのはやはりクリスマスですね。
今年のサンタさんからのプレゼントは何かしら?親は何をプレゼントしようかしら?クリスマスケーキは手作りにしようか、それとも今年は忙しいからスポンジ台を買って、せめてデコレーションだけは子どもと一緒にやろうか・・・考えるのも楽しみでした。クリスマスにちなんだ絵本は12月に入ると読み始めて、お正月が過ぎても長いこと繰り返し読みました。

masiroクリスマスの絵本といえば、まずこの「子うさぎましろのお話」です。
プレゼントをもらったのに、もっとほしがる“ましろ”は、たいていの子どもたちの気持ちを代弁しています。からだにすみをこすりつけて黒くして別のうさぎになりすまし、サンタさんのサンドイッチをもらった“ましろ”。ところが、黒いのを消してからおうちへ帰ろうとしたところ、どんなにこすってもはらってもすみが落ちません。
「どうしよう。とれなくなっちゃった。ぼく、ほんとに“ましろ”じゃなくてべつのうさぎになっちゃったのかしら」ましろはなみだをぽたぽたおとして泣きます。
このおはなしを聞いているときの子どもたちのしんとした雰囲気が好きで、私は家でも図書館のおはなし会でも12月にはよくこれを読みました。うそをついたことにおそれおののく“ましろ”、うそをついた自分をゆるしてもらえたと感じたときの安堵感を、“ましろ”といっしょに体験してほしいと願いながら。

こうさぎのクリスマス「こうさぎのクリスマス」は、我が家の子どもたちが大好きだった絵本です。母親である私は、うさぎのきょうだいがお互いを思いやる気持ちがとても素敵で気に入っているのですが、子どもたちにとっては、両親がクリスマスの朝に帰ってくるのが何よりうれしかったみたいです。実は両親はきつねにおいかけられたまま行方知れずだったという筋書きの緊張感が、結末の幸福感を倍増してくれます。作者の松野正子さんは、子どもの緊張感と幸福感を本当によくご存知ですね。

サンタでも、何といっても我が家の人気ナンバーワンのクリスマスの本は「サンタ・クロースからの手紙」でした。地味で小さな文字がぎっしり詰まっているせいか、図書館ではあまり読まれていません。こんなに上質のユーモアと幸福感(もちろんファンタジーも)にあふれているのに、なんてもったいないとクリスマスのたびに思います。作者はあの指輪物語(映画「ロード・オブ・ザ・リング」の原作)のトールキンです。きっちり構築された世界でサンタクロースや北極熊やゴブリンが大活劇を演じます。ここに登場するどじな北極...

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2005年10月03日

村上節子さん (ものがたり文化の会)

プロフィール

 1947年 静岡県袋井市生まれ
 1971年から10年間物語の表現による子どもの英語自然習得活動を指導。子どもたちのお話の世界を広げるのに熱心な時代だったので、家庭文庫(当時はオーロラ文庫と呼んでいた)を開き、セミナー委員として、ストーリー・テリングなどの講座にも進んで参加していた。初めて覚えたのは「3枚のおふだ」と「猫の王」。また「子どもの本の世界―300年の歩み−」(ヒューリマン)「児童文学論」(L・H・スミス)「本・子ども・大人」(ポール・アザール)「五歳までの本」(ドロシー・オーワイト)「子どもと本...

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2005年10月03日

いたずらきかんしゃちゅうちゅう

文・え バージニア・リー・バートン  訳 むらおかはなこ

いたずら機関車1この一冊を選ぶということはとても難しい。とても優れたいい本といわれるものでも、この子の今にぴったりのものはと思うと・・・ また、今だけ楽しめればというものでもない。男の子、女の子だから、3歳だから、でもないし、個性、環境・・・挙げていくと切がない。それでも、一生のうちに一度は通ってほしい世界はあると思う。それもできれば子ども時代に。

ほとんどを新しい本(新刊本という意味ではない)が占めている文庫の本棚の隅に色あせて、シミがつきボロボロになったのを修理した絵本たちが並んでいます。学生時代から集めていたこれらの本(エッツとバートンのものが圧倒的に多い)は、一見地味な印象を与えるものが大部分(エッツ、バートン以外では、「はなをくんくん」「おやすみなさいのほん」「はなのすきなうし」「サリーのこけももつみ」など)だったのですが、それらの本が子どもたちの気持ちをひきつけ、くり返し楽しませ、心に深く残っていく本になるこ...

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2005年09月28日

まいごになったぞう

まだ字が読めない子が好きになる本

てらむらてるお文・むらかみつとむ絵 偕成社

まいごになったぞう

絵本とか童話を買うのは、子どもではなく、大人だ。
一応子どもに選ばせたとしても、大人が見て、「これならいいわ」なんて思った本。
もちろん、本を買うお金は子どもが働いて得たお金ではないし、入園前の子どもに、優良図書の選定眼は期待できないし、絵本って結構高いから、どれもこれも買うことなんてできないし…、それは大人の理由としては仕方がないことかもしれない。

でも、大人が選ぶ本が、子どもが好きな本かというと、それは違うことが多い。
子どもは、意味がない言葉の繰り返しや、ある単語に「はまる」。
それが、大人には、ちょっとつかみにくいのだ。
この、「まいごになったぞう」は、見ていても楽しいが、何を言われても、「あばば、うぶー」と答える赤ちゃんぞうのセリフがリズミカルで、聞いている子どもたちの、うれしくてキャーキャー笑う声が聞こえてきそう。
内容は、タイトル通り、まいごになったぞうが、いろんな動物に助けられて、
お母さんのところにたどり着く、というもの。
文は「王さまシリーズ」や「おしゃべりなたまごやき」で有名な、寺村輝夫さん。
簡潔で、実際的。リズミカルな文章である。
絵は、私の本の挿絵も書いてくださっている、村上勉さん。
赤ちゃんぞうが、ごろんごろん転がっている姿は、とても愛らしい。

この本は、「信じる心」とか「やさしさ」がある。
でも、このお話に出てくる動物たちは、誰かが責任を持ってお母さんのもとに送り届けてくれるわけではなく、とりようによっては、キケンな森の中に、運が良ければ助かるよ、と放り投げる。そこに引っかかる人もいると思う。
子どものために購入する本は、ぜひ一度、図書館などで読んでみてほしい。
そして、気に入ったら、ぜひ購入してください。
きっと、小さな子どもが、べたべたの手で持ち歩きたい本になると思うから。

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2005年08月09日

「コッコさんのともだち」  片山 健 作  福音館書店

絵本に教えてもらった「成長する子ども」
kokko1こどもって、「いつのまに成長したの!」って思うときがありませんか。「育てた」というより、まさに親の知らない間に「成長したんだ!」って、思わずうるうるしてしまうときが。我が子に重ねあわせて、それをいとおしいくらい感じさせてくれるのが「コッコさんシリーズ」です。よく、「こどもを“育てる”なんていうのはおこがましい。こどもは“自分で育つ”んだ」という人がいますが、私はとてもそんな気分にはなれませんでした。少なくとも6歳くらいまでは、一生懸命“育て”ました。それでもたまに“こどもって...
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2005年07月09日

ねずみのアナトール(文研出版)

タイタス さく / たがやたえこ やく / はまだみちこ え

ねずみのアナトール 前回、私が書いた「まほうのあめだま」は、佼成出版から出版されている。
 なぜこんな書き出しかというと、今日ご紹介する「ねずみのアナトール」が、私としては、文研出版のものでなくてはならないから。他の出版社のものは、絵が原作のままらしいのだが、この「ねずみのアナトール」の『はまだみちこ』さんの絵が、まさに、トレビアン!(すばらしい!)
 子どもだった私は、出てくるチーズの絵を見て、思わずチーズ好きになってしまい、フランスの町並みの絵を見て、一度は行ってみたいものだとあこがれた。
 外国の本というのは、翻訳次第でつまらなくなってしまうことがあるが、この本は、翻訳も申し分ない。アナトールの気持ちの変化が、子どもにもわかりやすく、ていねいに書かれている。
 大人になって、もう一度読み返しても、その感動は薄れることがなかった。珠玉の一冊である。
 ネズミの「アナトール」は、お父さんねずみだ。
 いつものように、人間の台所で、家族のために残り物をあさっていると、人間に見つかってしまい、フランスの恥、とまで言われたアナトール。悲しくなったアナトールは、ねずみと自分の名誉のために、食べ物をもらう代わりに何かお返しができないかと考えた。
 ねずみの好物ってなんでしょう? ねずみの好物は、そう、チーズ。(お話の中のネズミ捕りのエサでおなじみの…ね)で、この本でも、やっぱりチーズ。なんと、アナトールは、チーズ工場の味見係りになったのだ。
 この本の主人公はアナトールだが、作者は、家族のことを片時も忘れていない。つらい思いで家に帰ってきたアナトールを慰めるのは奥さんネズミだし、アナトールのことを尊敬する子ネズミたちが、いつも家で待っている。本を読み終わったとき、家族っていいなあ、ってほんわか思ってしまう。
 お父さんが中心になっている児童書、なかでも絵本というのは、がっかりするほど少ないのが現状だ。父の日は終わってしまったけれど、お父さんってカッコイイ、って思ってもらえるこの絵本、おすすめです。
posted by ぴっぴ at 00:59

2005年06月12日

まほうのあめだま 安房直子/いもとようこ

今月は、児童文学者の池川恵子さんからのお薦めの本です。池川さんは浜松市出身の童話作家として活躍されています。素敵な本をいろいろ紹介してくださるとのこと、楽しみですね!→池川恵子さんからのメッセージ
* * * * * *
29b09012.jpg 「まほう」「あめだま」この二つのキーワードが入ったタイトルを聞いただけで、子どもたちは興味津々。今は亡き、安房直子さんの作品。 引っ越すことになって、今まで飼っていたネコ、チローを、おかしやさんのおばあさんにもらってもらうところから話は始まる。この本がおもしろいのは、さみしがっていることを、元の飼い主の女の子、みほこちゃん側からではなく、チローの側から書いていること。まほうのあめだまをなめて、わたあめみたいなチローが、ふわふわ空を飛んで、みほこちゃんに会いに行くのだ。 わた...
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2005年06月12日

童話作家 池川恵子さんからのメッセージ

海辺のボタン工場はじめまして。池川恵子と申します。これから不定期で、おすすめの児童書・絵本をご紹介させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。ところで…。先日東京で、私が所属している日本児童文学者協会で、会員の集いがありました。普段浜松にいて、ただ黙々とパソコンに向かったり、本を読むぐらいしか創作とふれあうことがない自分にとって、こういう会は、情報を仕入れるチャンスです。ベテランの方々もいらっしゃるし、ジャンルが違うたくさんの人と知り合うのは刺激になります。 その日、創作について...

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2005年03月14日

「おやすみなさいフランシス」

ラッセル・ホーバン文 ガース・ウイリアムズ絵 松岡享子訳 福音館書店おやすみなさいフランシス、他絵本は育児書 こどもって、早く眠ってほしいときに限って、なかなか寝てくれませんね。親が眠らせようとやっきになると、こどもはますます目がさえて、仕方なく「えいっ、とことんつきあうぞ!」と親が気持ちを切り替えたとたん、こどもはすやすや…我が家もこんなことの繰り返しでした。 古今東西、親たちはこどもを眠らせることによほど苦労したらしく、絵本にも物語にも、こどもを寝かせる場面がよく登場します。 親としてもっとも素敵な対応は「おやすみなさいフランシス」に登場するおとうさんでしょう。何かと理由をつけ...
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2005年03月14日

辰巳なお子さん(浜松市立中央図書館 館長)

709ebba6.jpeg私は約30年間、公私共に子どもの本に携わってきました。昭和48年、希望がかなって図書館で働くことになりましたが、当時はまだ児童サービスは図書館の業務のなかで重視されていませんでしたし、私も特別関心があったわけではありません。私が子どもの本に興味を持ったのは偶然でした。1年目も終わるころ、児童室担当の職員が産休に入ったため、半日だけ代理で児童室を任せられたことがきっかけでした。小さい時から本が大好きで、小学校、中学と学校の図書室にある本は片っ端から読んだつもりでした。当時は、本...
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